防蟻業者さんからのご紹介で
現在リフォーム中の現場から帰ってきた
古材を見て寒気が走りました・・・
2階の床を支える重要な横架材(桁)が
恐ろしいほどにスカスカ状態だったのです
固い赤身(芯材)だけは残っていましたが・・・
更に2階の和室畳(藁床・い草)まで
白蟻に侵食されていたのです!!
築40年、早く気づき早急な対策をしていれば
ここまでの大改修は必要無かったはずなのに・・・
正直 手で割ける木材は何の意味もありません・・・
改めて白蟻の恐ろしさを実感しました(>_<)
ただ 分かったこともありました
それはここに納まっていた桧の根太の実力を!
なんと この根太だけは無事だったのです
全てではありませんが
この様な形で綺麗に残っていました
昔から桧は「ヒノキチオール」という(油)成分によって
耐食性や防虫・抗菌効果の高い材と
言われていましたが 確かに納得することができました
ただ白蟻は樹種の好みもありますが
木の表皮に近い白色の柔らかい白太(辺材)が
好物なので この生命力を見ると目の前に桧しかなければ
侵食されていたのかもしれませんね・・・
ちなみに弊社は
古臭いかもしれませんが白蟻対策も考え
昔からずっとそして今も
足元の土台と根太は桧を使用しています
そして屋根面を支える
野地板・垂木も腐食に強い桧を使用しています
確かに桧は贅沢、高価な材かもしれませんが
昔から伝わる木材の適材適所の使い道は
やはり理にかなっていると思います。