2019年10月10日

驚きの光景...

防蟻業者さんからのご紹介で
現在リフォーム中の現場から帰ってきた
古材を見て寒気が走りました・・・
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2階の床を支える重要な横架材(桁)が
恐ろしいほどにスカスカ状態だったのです
固い赤身(芯材)だけは残っていましたが・・・
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更に2階の和室畳(藁床・い草)まで
白蟻に侵食されていたのです!!
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築40年、早く気づき早急な対策をしていれば
ここまでの大改修は必要無かったはずなのに・・・

正直 手で割ける木材は何の意味もありません・・・
改めて白蟻の恐ろしさを実感しました(>_<)

ただ 分かったこともありました
それはここに納まっていた桧の根太の実力を!
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なんと この根太だけは無事だったのです
全てではありませんが
この様な形で綺麗に残っていました
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昔から桧は「ヒノキチオール」という(油)成分によって
耐食性や防虫・抗菌効果の高い材と
言われていましたが 確かに納得することができました

ただ白蟻は樹種の好みもありますが
木の表皮に近い白色の柔らかい白太(辺材)が
好物なので この生命力を見ると目の前に桧しかなければ
侵食されていたのかもしれませんね・・・


ちなみに弊社は
古臭いかもしれませんが白蟻対策も考え
昔からずっとそして今も
足元の土台と根太は桧を使用しています
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そして屋根面を支える
野地板・垂木も腐食に強い桧を使用しています
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確かに桧は贅沢、高価な材かもしれませんが
昔から伝わる木材の適材適所の使い道は
やはり理にかなっていると思います。


posted by inouekensetsu at 09:22| 木のこと・木材市場