2015年04月02日

家づくりへの想い A

   家づくりにおいて、もう一つ重要と思われることがあります。

   それは、家の中の通気性(空気環境)です。

   現代の家づくりは高い気密性を重視したことによって、

   シックハウス症候群が引き起こされ、

   アレルギー体質の原因の1つといわれています。
 

   実をいうと、私の長男も2歳でアトピー性皮膚炎を発症しました。

   生活環境や食べ物・体質など何が原因なのかは正直わかりませんでした。

   因みに当時は、

   大阪で鉄筋コンクリート造の賃貸マンションに暮らしていました。


   長男は幼いゆえ、痒さを我慢できず、首や手足、

   肩口など皮膚の弱い箇所を何度も掻きむしり、

   ひどい時には患部が膿む状態にまで悪化することもありました。


   病院や薬そして漢方など良いと言われる物は数々試してみました。

   が、一時的に効果はあるものの根本的な解決はなく、

   病院で処方される塗り薬はどんどんと成分が強くなる一方でした。


   その様な日々が数年続くなか、

   私が家業を継ぐため、家族で大分へ移り住むことに・・・


   戻ってきて先ず探したのは、アレルギー科のある皮膚科の病院。

   やはり大阪に居た頃と変わらない、同様の薬を処方されました。
  

   でも半年ほど経つと、

   不思議なことに、皮膚のただれや痒みが引いてきたのです。

   大分の空気や水や食べ物が体に合った? それとも薬のおかげ?


   などと理由はわかりませんが

   一時的なものではなかったのです。当時は妻も驚いていました。
  

   その中でも「良いかもしれないよ」と言われ、

   一つ実践したことがあります。
 
   それは、「空気環境」を整えるということでした。


   木造の家に住み始め、長男の部屋の床と壁には無垢の床を貼り、

   天井と壁の一部には湿度などを通す透過性のある壁材を使用しました。

   そして寝る際は、床の無垢材に近い距離=ベッドではなく1枚の敷き布団に。

   しかも部屋の隅っこで、木に包まれるように長男を寝かせることにしました。


   日に日に症状は治まり、アトピー特有の痕は多少残りましたが、

   今では乾燥する時にだけ保湿クリームを塗る程度までとなりました。


   正直、今も何が良かったのか解りませんが、実体験を通じ

   部屋の中の空気環境と木の持つ力は大切なことだと感じさせられました。


posted by inouekensetsu at 18:03| 代表挨拶<家づくりへの想い>