2015年04月02日

家づくりへの想い @

   地元大分に戻るまで、県外では様々な経験をさせて頂きました。

   地域によって家の建て方や材料の呼び名も違う・・・

   戻ってきた当初は多くの戸惑いもありました。


   その中でも一番の驚きは、

   今もなお弊社がおこなっている「手刻み」でした。


   時代の流れで、木材の生産加工は、

   プレカット(機械式加工)が9割を超えています。

   生産効率やコスト・大工の高齢化を考えると当然のことでした。


   なぜ、今も手刻み? と

   恥ずかしながら 当時は「古い、遅れている・・・」

   などと正直思っていました。


   しかし、その答えは4〜5年後にようやく理解できました。

   昔ながらのこの「手刻み」こそ、木造の家にとって一番良いことを。

   木材の木目や癖・反りを見極めるのは、

   やはり人の目でしか判断できないのです。


   そして力の伝わり方や荷重や方向を考え、木材を適所に配置します。

   日本古来の木の見方や継手・仕口は、

   家の強度を保つため、先人達が何度も何度も試行錯誤をした証しなのです。


   木の家を造るのであれば、

   この技術を習得し継承しなくてはならないと私どもは考えます。


   今ではこの「手刻み」のできる工務店として、弊社を誇りに思っています。


posted by inouekensetsu at 18:04| 代表挨拶<家づくりへの想い>