井上建設 社長のブログ 「 日々感謝 」

茶室に隣接する
客間の押入れが・・（before）


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なんと 給排水設備を兼ね備えた
茶室水屋に生まれ変わりました！！


構造上、窓を設ける事が出来なかったので
嵌め込み障子に間接照明を設け
奥行きを演出しました


裏千家の流派に基づき設計。
棚は赤杉など 材の仕様も合わせました


水栓は銅メッキとなりますが
竹スノコ下の銅板落とし(水受け)は本物の銅板折りです！
（一基の価格は約20万円・・）
職人技の完全オーダーでなので仕方ないですね・・


安土桃山時代から続く茶道は
一つ一つの作法や物に意味があり
水屋だけでも本当に奥が深いと感じました(^^;)

この立派な門構えは
私が茶道を習っていた際の
裏千家準教授K先生の邸宅です


この度 茶事を行うための水屋を作りたいと
恐れ多くも、改修のご相談を頂きました。
茶室近くに水屋を設けれそうな場所はこの押入だけ・・


形としては展示場のイメージですが
今回は裏千家の流派に基づいた仕様や棚位置を
この1帖にまとめるというプレッシャーがあります


水受けの銅板落としだけで数十万円・・
千利休から伝わる茶道は作法や空間、道具まで
やはりすべてが洗練されています(^^;)

35年前に弊社で新築をさせて頂いた
今も変わらずご立派な純和風のH様邸


3年前、
息子様ご家族が大分へ戻るため
別棟でご実家の増築工事を行いました


そしてこの度、
1部屋分の更なる増築工事を
請け負わせて頂くことになりました


親子2代に渡り繋がることは
私達にとっても大変光栄なことです！
H様、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

別府市I様邸の改修工事は現在、
応援大工さんを含む計4名で進行しています。


壁面が石垣状態の納屋を居室へ変更！
2階床桁部分の材も取り替え
天井には綺麗な杉板が貼られました！


また外周部では
小原棟梁が真鍮釘を咥えながら
1枚1枚焼杉板を丁寧に張っていました


壊しながら新しくする改修工事は
新築とは違いとても大変な作業なため
完成した際の喜びはひとしおのことでしょう！

別府湾を見下ろすＩ様邸増築部の
棟上げが無事に完了致しました！


破風と太鼓桁等は桧の化粧材。
宅地に高低差があるため
左手母屋の2階部分と繋がりました！


また母屋(おもや)の屋根面には断熱材も入り
これから勾配に沿って板を張っていきます


大規模な改修で少し時間は掛かりますが
増築部の新築と既存改修の同時並行で
現在進んでおります！！

別府市I様邸にて
大規模な改修工事が始まりました！


建物全景がこちらですが
妻側の赤印をご覧ください


なんと「龍」が妻飾りになっているのです！
躍動感あるこの様な立体的な鏝絵は
私も今まで始めて見ました！！


これからこの漆喰鏝絵や木材、
そして様々な拘りを残すための
改修工事を行って行きます


また建物内部は
山斜面のへきを兼ねて
石積みが基礎となっています




更に本日
新たに増築部の基礎工事も始まりました！


足元を固めるため
数か月前から石垣も積み直しました


自然石を積む職人さんらも
今では希少ですね・・


そしてこの上から望む景色も
別府湾を一望でき最高です(^.^)


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建物内の2階部分は
床下地が仕上がり
小屋梁の形状もはっきりと現れました


既存の床桁は腐食していたため
すべてを撤去し 現地で手刻み加工を施し
新たに桧桁を入れ替えました


ヒノキチオールという精油成分を含む
桁と根太で防蟻防腐を期待すると共に
化粧材として現します！



門構え、そして家構えも
旧家としてふさわしいI様邸。


母屋の前の庭園には小さな橋が架かり
奥には滝も流れています(^^;)


少しお時間の掛かる改修工事となりますが
築70年の建物がどう生まれ変わるか？
私自身も楽しみです！

I様 これからもどうぞ宜しくお願い致します。

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