現在 内装仕上げ中の大分市内のU様邸
先日LDKの漆喰塗り体験をご家族皆様でおこないました
お父さんと長男君は
造作カウンターの一番目立つところを担当
後は本職の左官さんにお願いしました
プロの技術を前にUさんご家族は驚きの表情
コテ使いの難しさを肌で体験しました
そして ご家族5人の記念として
棟梁と左官屋さんが作ってくれた額縁に
各々手形を残しました
右下に注目です!
工事着手時に誕生した
小さな長女ちゃんの足型も入りました
最後はお母さんが用意したガラスモザイクで飾り付け
思い出の詰まったこの世で一つの額縁が完成しました(^.^)
2015年09月13日
しっくい塗り
仕上げ工事真っ最中の津久見市I様邸
この日はご家族皆様で漆喰塗りを行ないました
海藻ノリの香りが漂う地元津久見産の本漆喰(丸京石灰産)を使用
まさに地産地消です
先ずは本職の左官屋Sさんがお手本を披露 さすが手慣れています!
続いてご主人
練習なしのぶっつけ本番のため真剣な眼差しです
長女ちゃんも始めはお母さんと一緒に塗っていましたが
少し慣れてきたので 1人で挑戦!
自然な凹凸感のある 心のこもった上手な仕上げとなりました
塗り終えると左官屋さんの提案で
急遽ご家族の手形を取ることになりました
それぞれ順番に手形をとり
最後はご主人自ら日付を記入
間違えたら始めからなのでゆっくりと丁寧に記していました
そして 温かい家族の手形完成です!
乾いたら木枠を棟梁に作ってもらい額にします
ニコニコしながら作業をおこなうI様ご家族の表情をみて
私達も幸せを頂きました(^o^)
この日はご家族皆様で漆喰塗りを行ないました
海藻ノリの香りが漂う地元津久見産の本漆喰(丸京石灰産)を使用
まさに地産地消です
先ずは本職の左官屋Sさんがお手本を披露 さすが手慣れています!
続いてご主人
練習なしのぶっつけ本番のため真剣な眼差しです
長女ちゃんも始めはお母さんと一緒に塗っていましたが
少し慣れてきたので 1人で挑戦!
自然な凹凸感のある 心のこもった上手な仕上げとなりました
塗り終えると左官屋さんの提案で
急遽ご家族の手形を取ることになりました
それぞれ順番に手形をとり
最後はご主人自ら日付を記入
間違えたら始めからなのでゆっくりと丁寧に記していました
そして 温かい家族の手形完成です!
乾いたら木枠を棟梁に作ってもらい額にします
ニコニコしながら作業をおこなうI様ご家族の表情をみて
私達も幸せを頂きました(^o^)
posted by inouekensetsu at 22:57| 左官工事
2015年06月29日
粘土瓦と左官仕上げ
梅雨の中ようやく晴れ間を見ることができました!
大分市内S様邸の瓦葺きの状況です
日本三大瓦の一つの「三州瓦」
いぶした銀色がほどよく輝いています
「栄四郎」というこの瓦
一般的に和瓦の先端は丸みを帯びていますが
これは「切り落とし」という直角な断面の形状です
寺社仏閣などに使用される形状で
男性的なハッキリとしたシャープな陰影となります
また、棟瓦にはWB工法のハットヘルスが5か所付いています
和瓦特有の「のし瓦」に挟まれ うまく同化しています
二重屋根(=霧除け庇)にも切り落とし瓦が葺かれました
玄関ポーチの屋根は入母屋形状ではなく
葺き降ろしで 木組みを生かしたスマートな印象となります
そして外部は昔ながらの左官仕上げとなっています
柱の外側に耐力面材を施し 白色の透湿防水シートを貼り巡らします
更にその上に通気層を設け 桧のラス板を横張りに施工
次に黒色のアスファルト防水紙に 銀色のラス網を施工
モルタルを塗る下地材となります
そして1回目の下地モルタルを施工
筋を入れて上塗りが絡むようにしています
1週間後 下塗りが乾いたので この様に白い外壁となりました
これからクラック防止の目地を入れた上塗り工事が始まります
その後 ようやく仕上げとなります
また内部には立派なケヤキの床柱も入りました
今では この太さは稀な材ということです・・・
各分野の職人の「技」がひかるS様邸 完成が楽しみです
大分市内S様邸の瓦葺きの状況です
日本三大瓦の一つの「三州瓦」
いぶした銀色がほどよく輝いています
「栄四郎」というこの瓦
一般的に和瓦の先端は丸みを帯びていますが
これは「切り落とし」という直角な断面の形状です
寺社仏閣などに使用される形状で
男性的なハッキリとしたシャープな陰影となります
また、棟瓦にはWB工法のハットヘルスが5か所付いています
和瓦特有の「のし瓦」に挟まれ うまく同化しています
二重屋根(=霧除け庇)にも切り落とし瓦が葺かれました
玄関ポーチの屋根は入母屋形状ではなく
葺き降ろしで 木組みを生かしたスマートな印象となります
そして外部は昔ながらの左官仕上げとなっています
柱の外側に耐力面材を施し 白色の透湿防水シートを貼り巡らします
更にその上に通気層を設け 桧のラス板を横張りに施工
次に黒色のアスファルト防水紙に 銀色のラス網を施工
モルタルを塗る下地材となります
そして1回目の下地モルタルを施工
筋を入れて上塗りが絡むようにしています
1週間後 下塗りが乾いたので この様に白い外壁となりました
これからクラック防止の目地を入れた上塗り工事が始まります
その後 ようやく仕上げとなります
また内部には立派なケヤキの床柱も入りました
今では この太さは稀な材ということです・・・
各分野の職人の「技」がひかるS様邸 完成が楽しみです
posted by inouekensetsu at 11:44| 左官工事
2014年07月10日
2013年12月11日
津久見産しっくい
現在 内装工事中(左官工事)のY様邸です
内壁に漆喰を塗っている最中ですが
材料が若干不足したため
急遽 津久見市の丸京石灰さんに取りに行くことになりました
直接 徳浦の工場で漆喰を頂き
その後 事務所へご挨拶に・・・
するとそこでは
技術品質課のKさんが新しい商品の開発をしていました
素材は 漆喰(津久見産)と土(四国産)と海藻のりを混ぜた土漆喰?
割合を変えて試行錯誤の状態でしたが期待は充分です
内壁にも外壁にも使用できるということで
パターンを変えて屋外でも試験をしていました
木ゴテの引きづり仕上げでは
土が入ることで 素朴でそして更に柔らかい表情になっていました
私も完成が楽しみです
内壁に漆喰を塗っている最中ですが
材料が若干不足したため
急遽 津久見市の丸京石灰さんに取りに行くことになりました
直接 徳浦の工場で漆喰を頂き
その後 事務所へご挨拶に・・・
するとそこでは
技術品質課のKさんが新しい商品の開発をしていました
素材は 漆喰(津久見産)と土(四国産)と海藻のりを混ぜた土漆喰?
割合を変えて試行錯誤の状態でしたが期待は充分です
内壁にも外壁にも使用できるということで
パターンを変えて屋外でも試験をしていました
木ゴテの引きづり仕上げでは
土が入ることで 素朴でそして更に柔らかい表情になっていました
私も完成が楽しみです
posted by inouekensetsu at 17:24| 左官工事
2013年05月09日
天然漆喰
今回新しい展示場に採用した漆喰の生産工場を見学させて頂きました
場所は日本有数の石灰石産地の津久見市徳浦です
会社名は丸京石灰さん 創業は明治28年の老舗です
漆喰の原料は消石灰・海藻ノリ・天然スサ・色粉のみの天然素材
石灰石を窯で熱し生石灰(漆喰の原料)を造る工程を見学
左が津久見の山で採れた石灰石・右は加熱燃料のコークス
一般的に生石灰の生成は電気窯を使用しますが
丸京さんは・・・約115年前から使用している土中窯を使用
その窯がここです 辺りは煙が充満しています
近代的な工場が立ち並ぶ中 唯一の木造小屋がひっそりと・・・
中枢部の土中窯 これが伝統の「豊後塩焼き灰」です
数日間熱した後 仕上げに岩塩を降り掛け より高密度にするそうです
焼き上がった生石灰は窯の下から取り出します 石の色が白色に変化
そして待ち構えているのは窯の棟梁さん
一つ一つ確認し手での丁寧な仕分け作業を行っています
最後に海藻ノリ・天然スサを混ぜ
大分津久見産の天然漆喰「和楽美」(わらび)の完成です
そしてそのまま商品を展示場に持ち帰り 左官職人に塗ってもらいました
きめ細かな柔らかい塗り心地
海藻ノリを混ぜているため 周囲は磯の香りが漂いました
表面は木ゴテの引きづり仕上げのパターン
滑らかな漆喰だからこそできる仕上げ方法です
ただ いつもの漆喰と違うのは・・・磯の香りが消えるまで約5日間
普段とは違い 多くの虫が建物の中に入ってきました・・・
淡く優しい色合いの玄関が完成しました
その後 丸京さんの漆喰(内外壁)を使用された建物を調べました
清水寺(京都)・法隆寺 百済観音像宝蔵院(奈良)・平安神宮・
国立図書館・・など 他重要文化財建築物にも使用
全国に認められた漆喰と初めて知りました とても素晴らしい漆喰です
大分県産の漆喰 もっと広めていきたいです
場所は日本有数の石灰石産地の津久見市徳浦です
会社名は丸京石灰さん 創業は明治28年の老舗です
漆喰の原料は消石灰・海藻ノリ・天然スサ・色粉のみの天然素材
石灰石を窯で熱し生石灰(漆喰の原料)を造る工程を見学
左が津久見の山で採れた石灰石・右は加熱燃料のコークス
一般的に生石灰の生成は電気窯を使用しますが
丸京さんは・・・約115年前から使用している土中窯を使用
その窯がここです 辺りは煙が充満しています
近代的な工場が立ち並ぶ中 唯一の木造小屋がひっそりと・・・
中枢部の土中窯 これが伝統の「豊後塩焼き灰」です
数日間熱した後 仕上げに岩塩を降り掛け より高密度にするそうです
焼き上がった生石灰は窯の下から取り出します 石の色が白色に変化
そして待ち構えているのは窯の棟梁さん
一つ一つ確認し手での丁寧な仕分け作業を行っています
最後に海藻ノリ・天然スサを混ぜ
大分津久見産の天然漆喰「和楽美」(わらび)の完成です
そしてそのまま商品を展示場に持ち帰り 左官職人に塗ってもらいました
きめ細かな柔らかい塗り心地
海藻ノリを混ぜているため 周囲は磯の香りが漂いました
表面は木ゴテの引きづり仕上げのパターン
滑らかな漆喰だからこそできる仕上げ方法です
ただ いつもの漆喰と違うのは・・・磯の香りが消えるまで約5日間
普段とは違い 多くの虫が建物の中に入ってきました・・・
淡く優しい色合いの玄関が完成しました
その後 丸京さんの漆喰(内外壁)を使用された建物を調べました
清水寺(京都)・法隆寺 百済観音像宝蔵院(奈良)・平安神宮・
国立図書館・・など 他重要文化財建築物にも使用
全国に認められた漆喰と初めて知りました とても素晴らしい漆喰です
大分県産の漆喰 もっと広めていきたいです
posted by inouekensetsu at 11:51| 左官工事
2012年05月14日
外部漆喰塗り
Y様邸の軒天の漆喰塗り状況です
商品名は「城かべ」
(大阪城の平成大改修に関わった外壁材です)
消石灰主成分の昔ながらの真白な漆喰です
モルタルでの下塗り終え
中塗りの状況です
仕上げ工事
表面が半乾きの状態で金鏝(カナゴテ)で押さえていきます
乾きが早い場合は霧吹きで水を掛け
少し延ばしながら整えます
コーナー部分は「面つき」と呼ばれる金鏝で仕上です
また左官工事とは違いますが・・・
板金工事の隅木飾り銅板も施工が終わりました
年月と共に緑青色に変化していく様子も趣きがあります
昔ながらの仕上げやその職種の技法
伝承していくことも私達の仕事だと思っております
商品名は「城かべ」
(大阪城の平成大改修に関わった外壁材です)
消石灰主成分の昔ながらの真白な漆喰です
モルタルでの下塗り終え
中塗りの状況です
仕上げ工事
表面が半乾きの状態で金鏝(カナゴテ)で押さえていきます
乾きが早い場合は霧吹きで水を掛け
少し延ばしながら整えます
コーナー部分は「面つき」と呼ばれる金鏝で仕上です
また左官工事とは違いますが・・・
板金工事の隅木飾り銅板も施工が終わりました
年月と共に緑青色に変化していく様子も趣きがあります
昔ながらの仕上げやその職種の技法
伝承していくことも私達の仕事だと思っております
posted by inouekensetsu at 13:40| 左官工事