2019年11月29日

改めて感謝致します

勝地天満社様から頂いた感謝状です。
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「〜献身的に取り組まれ
卓越した匠の技を駆使された〜」という言葉は
地場工務店として本当に光栄なことです
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この「手刻み」「匠の技」は
これからも継承して行かなくてはなりませんね
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この様な機会を下さった
自治区の方々に改めて感謝を致します
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これからも永年続き
地元で愛される
神楽殿であって欲しいですね(^.^)


posted by inouekensetsu at 18:19| なぜ墨付けにこだわるの?

2019年11月14日

手刻み

弊社は今もなお変わらぬ形で
家造りを行っています。
(これは桁材の墨付け写真です)
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現在 切込み場では
豊後高田市N様邸の
墨付け・手刻み工事を行なっています
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この様にモノクロで見ると
ひと昔前の写真に見えますが
これは数日前の写真です・・・(^^;)
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確かに手刻みは時間も労力も掛かりますが
「木の家造りは木を知ること」からの精神で
私達は一邸一邸真心を込めて
家造りを行っています(^.^)



posted by inouekensetsu at 15:00| なぜ墨付けにこだわるの?

2019年01月29日

自社大工であること

住宅会社さんの多くは
外注大工さんに依頼する「手間受け大工」
という形で家を建てる所が殆んどだと思います

因みに弊社は
昔ながらの手刻みに拘りを持っていますので
自社大工が自社の刻み場にて仕事を行っています
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一般的に 自社大工を育て
受け入れる会社さんが少ないのは
雇用形態や後継・育成そしてコスト等の点が
厳しく難しいからと言われています


確かに職人さんを抱えるというのはリスクもあります
仕事がない時「明日はどうする?」行く現場もない・・・
またその状態が更に1ヶ月も続けば・・・

本来の仕事を与えられない歯がゆさと
行き場のない悔しさを私自身も何度も経験しました・・・


でも 今もなお先代から自社大工に拘っているのは
小さい会社(工務店)でありながらも
設計から大工まで一貫して仕事が出来るという誇りと
社員だからこそ スピード重視ではない
責任施工で望むプライドがあるからです


中には
自らのスキルを上げるため 若くして
一級大工技能士の試験に挑戦する大工もいます
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また
白髪のように沢山の木の粉を被りながらも
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お客様のために
一生懸命に仕事をする大工の姿もあります
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機械式プレカットでは加工のできない
特殊な継ぎ手も「手刻み」ならではです
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その都度 繋ぎ合わせの確認を行っていますが
プレカットではこの様な作業は不必要です・・
でも 人の手でしかできない「技」があります!
木材本来の特性を見つつ適材適所に間配ることは
やはり大工の目と経験が必要なのです


だからこそ弊社は これからも後世に残る
家造りと人材を育てて行きたいと考えています。


posted by inouekensetsu at 08:09| なぜ墨付けにこだわるの?

2018年11月11日

柱番付け

第一作業場にて墨付け作業を行なう筒井棟梁
A様邸の柱の番付けを行っていました

和室に用いられる化粧柱を
保管している2山分の桧の中から適所に合わせ材を選んでいます
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この山には ある文字が記されています
三ム・二ム一上・二ム・一ム一上など
暗号の様に・・・
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これは桧の表情を表している言葉です 例えば 
「三ム」とは柱の3面が無節(節の無い)ということ
「二ム一上」とは2面が無節で1面が上小節(程度の良い小さい節)
「柾ム」とは柾目(直線の木目)面が無節ということです
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趣のある和室の柱に「節」が表れない様
この宝の山から1本1本選定をしていきます
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棟梁は 心の中で
「ここに節が出てるけん あんたはこの場所やな」
「かなり綺麗な顔つきやから あんたは一番目立つ所やな」などと
何度もひっくり返しながら会話をして決めるのです
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そして選定する際にもう一つ重要なこと
それは柱を立てる方向なのです
山の木は下から上へと水分を吸い上げ成長するので
骨格や細胞のつくりを損なわない様に
家に使用する際も同じ向き「元口は下」「末口は上」にすることは
当然のことなのです
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今の時代 機械式加工(プレカット)が主流ですので
木表・木裏などを判断し加工機を通すのは正直業者様任せです
もし 木を「製品・商品」としてしか見ておらず逆方向に使っていたら・・・
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       (H27:プレカット工場視察)

「木」本来の耐久性や調湿能力が損なわれる可能性があるのです
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弊社が今だに伝統工法「墨付け・手刻み」にこだわるのは
その様なことが無いよう1本1本性格を見極め配することが
木造軸組住宅にとって最善の策だと考えるからです
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余談ですが 木材の元口(下)と末口(上)は
板目の方向などで判断することもありますが
確実なのは この生き節を見ることです
枝は上へと伸びて成長するので 節の年輪も上向きに。
よって芯が上へずれている方向が末口(上)となります
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図面を何度も見比べ 適所に番付けが終わったら
約12.5cmの柱を12cm角に製材 その後
墨付け・手刻みを行ない 最後は鉋(かんな)掛けと磨きを施して
1本の化粧柱が完成です
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            (参考:大分市S様邸)

この手間暇が「繊細」かつ「きりり」とした和室へと生まれ変わるのです




posted by inouekensetsu at 09:40| なぜ墨付けにこだわるの?

2017年03月01日

プレカット工場

WB工法友の会の福岡・佐賀支部が開催した
「わくわくびっくり広場」
今回のイベントに大分支部から約20名が視察に行きました

模擬上棟の餅撒き大会には大勢の人だかりが!
この日は天候も良く最高のイベント日和でした!!
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ハッピには「だいくつくる」の文字
会員工務店の大工さんらも総出で頑張っていました
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箸づくりや椅子づくり、畳づくりなど
面白い体験ブースも沢山ありました
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この日ばかりは大人も子供も
和気あいあいと とても楽しい雰囲気でした(^.^)
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その中・・・
同敷地内にプレカット工場があり
私達はその見学ツアーに参加しました
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普段あまり見ることが出来ないプレカット工場
写真撮影も自由ということでしたので
遠慮なしに撮らさせて頂きました!
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案内して下さった方も
わかりやすく丁寧に教えてくれました
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プレカットでは一般的な継ぎ手の
「鎌継ぎ手」
ほぞ穴の曲線もさすがに綺麗でした!
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因みに弊社で行う継ぎ手は
古来から伝わる追っ掛け大栓継ぎです
手刻みならではの手法です(^.^)
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数日で1棟の木材加工ができる生産性を考えると
「今の時代はプレカット」かもしれませんが・・・
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弊社はあくまでも「手刻み」にこだわります
更にこれからは木材も厳選し
後世にも誇れる家造りをご提案していきます。


posted by inouekensetsu at 14:30| なぜ墨付けにこだわるの?

2016年10月01日

丸桁刻み(ひかりこみ)

切り込み現場の光景は今も昔も変わりません
墨付け・手刻みの技術は代々受け継がれていきます

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第一作業場では
数寄屋造りの軒庇増築工事を行なうT様邸が
切り込み現場の視察に来られました
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作業場一杯に材を転がし
実寸で組み合わせを行います
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1本 数百キロと長く重い材料のため
若い手と現代の産物フォークリフトの力を借ります
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丸太と丸太を組み合わせる至難の技のため
何度も嵌めては外しての繰り返しです
人の目と経験 まさに匠の技が必要とされます
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コンパスを使いながら微妙な凹凸に沿って記しを付けていきます
同時に下から「ひかりこみ」を行います
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縁桁の組み上がりはこの様な形になります
この直下に化粧柱が5本入ります
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その化粧柱がこちらです 隣の倉庫内に保管しています
背割りの入った桧の角柱の表面には節は出ていません
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奥に進むと
他の材=垂木(たるき)も確認できます
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四面無地の本当に綺麗な材を見てお施主様も笑顔です
知人の造園屋さんもご納得して頂きました
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最後は軒裏の化粧板(節無しの杉板銘木)を確認
杉特有の赤白のハッキリした板目模様は上品な仕上がりです
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どれをとっても
日本古来の伝統建築=数寄屋造りにふさわしい材だと思います
T様は「現場途中を見れることは幸せで、来て良かった・・・」
とおっしゃって頂きました


posted by inouekensetsu at 15:45| なぜ墨付けにこだわるの?

2016年05月25日

追掛大栓継ぎ

手刻み工事の終盤を迎えた筒井棟梁
この日は梁の継手加工を行っていました
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墨付けをした線に
鋸目(のこめ)を入れて鑿(のみ)で刻んでいきます
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刻んだ面は木材と木材がスムーズに組まれるよう
まず電動カンナで荒削り
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差し金を使い 寸法と水平を確認しながら
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狂いのないよう
柄の長い突き鑿で細かく調整
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1つの継手に多少時間は掛かりますが
手刻みならではのこの加工方法は木材の動きに裏打ちされた
昔ながらの伝統の「技」です
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そして
同じ第二加工場の奥では
先日I様邸の大工工事を終えた甲斐棟梁が
大分市S様邸の墨付け作業に入りました
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今月末にS様ご家族も墨付け見学にお越しになります
小学生のお子様達も始めて見る光景ということですので
とても新鮮でワクワクすることでしょう!



posted by inouekensetsu at 10:52| なぜ墨付けにこだわるの?