2016年05月25日

追掛大栓継ぎ

手刻み工事の終盤を迎えた筒井棟梁
この日は梁の継手加工を行っていました
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墨付けをした線に
鋸目(のこめ)を入れて鑿(のみ)で刻んでいきます
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刻んだ面は木材と木材がスムーズに組まれるよう
まず電動カンナで荒削り
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差し金を使い 寸法と水平を確認しながら
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狂いのないよう
柄の長い突き鑿で細かく調整
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1つの継手に多少時間は掛かりますが
手刻みならではのこの加工方法は木材の動きに裏打ちされた
昔ながらの伝統の「技」です
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そして
同じ第二加工場の奥では
先日I様邸の大工工事を終えた甲斐棟梁が
大分市S様邸の墨付け作業に入りました
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今月末にS様ご家族も墨付け見学にお越しになります
小学生のお子様達も始めて見る光景ということですので
とても新鮮でワクワクすることでしょう!



posted by inouekensetsu at 10:52| なぜ墨付けにこだわるの?

2015年06月08日

墨付け見学

先日 地鎮祭を迎えたS様ご家族
お子様達が興味ある墨付け見学に行ってきました
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始めに甲斐棟梁から木や墨付けの簡単な説明
でも小学生には少し難しい説明だったかもしれません・・・
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次はリビングの梁材に記念の名前入れ
初めはちょっと照れていた長男君でしたが次第に場に慣れてきました
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お姉ちゃんも注目を集めながら 少し恥ずかしそうに書き入れを完了
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奥様も写真撮りの合い間にしっかりと書き入れ
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そして ご主人も気持ちを込めて「家内安全」と書き入れしました
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続いて墨付け体験です 
棟梁が追っ掛け継ぎの墨打ちの模擬を披露
手慣れたスピードでスッスッスーと完成
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長男君は初めて見る道具に興味深々
棟梁と一緒に墨壺で線も引きました
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直角に線を引く差し金のお話も・・・
「尺寸」と「cm」の2種類の差し金の使い分け・・・
やはりこの話が一番難しかった様です・・・
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でも線を引く楽しさは別だったみたいです
真剣な眼差しで何度も何度も黙々と引いていました
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最後は実際の手刻み作業を見学
屋根裏に使用する丸太梁のほぞ穴加工です
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リズム良く 鑿(のみ)をカンカンカンと打ち込んで完成
削った木肌にも触れ 滑らかさを体感
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この他 ちょっとした体験も・・・
棟梁指導のもと
のこぎりで木を切ったり、金槌で釘を打ってみたりと
楽しい時間を過ごすことができました
 
でも流石! 金槌の打ち方は
剣道の竹刀のように真っ直ぐ振りかざしていました・・・
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今月末に上棟予定のS様邸
書き入れした梁材が組まれるか楽しみです!



posted by inouekensetsu at 20:40| なぜ墨付けにこだわるの?

2015年03月17日

墨付け

大分市内S様邸の整地工事も完了し
これから基礎工事へと掛かります
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同時平行で第二作業場では塩島棟梁が
墨付け・手刻み作業を行っています
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屋根を支える母屋材を刻んでいました
これは 以前紹介した
手刻みならではの伝統的な「追掛大栓継ぎ」です
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一度 組み合わせ確認をし
込み栓を打つ為の穴あけ加工を行います
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微調整をし 位置が決まれば
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ドリルで2ヶ所の穴を開けます
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ここに 固い樹種=欅(けやき)の込み栓を打ち込みます
機械式のプレカット加工による 一般的な「鎌継ぎ」とは違い
引張りや曲げに強い昔ながらの継手となります
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そして平屋建てのガッチリとした小屋組を支える
地松の太鼓梁も搬入されました
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posted by inouekensetsu at 18:04| なぜ墨付けにこだわるの?

2012年02月03日

旧家の太鼓梁

約200年前に建築された旧家から引き上げた太鼓梁です

これから建替えをするため 新居の躯体として加工をしていきます
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外見は現在の塗装ではなかなか表現できない
深みのある天然着色
加工をすると芯はとてもきれいな色の木肌でした
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新たな部材と組上がり
この太鼓梁も更に年月を重ねていきます
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木は永遠に息づとく言われますが
自らの樹齢よりも更に生き続ける「木」に
あらためて感動しました
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posted by inouekensetsu at 08:26| なぜ墨付けにこだわるの?

2011年12月24日

柱取り

大工は墨付けをする際 常に3次元で軸組を考えます

例えば柱に極度の荷重が掛かる場合
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柱のほぞを基礎まで貫通させる「長ほぞ」をとります
これは柱が土台にめり込まないように荷重負担を低減するためです
左が一般的な柱のほぞ  右が長ほぞです
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また和室等の化粧柱の柱取りをする際は
節が表に出ないように振り分けを考えていきます
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和室の高さを示す定規(柱づえ)をあてながら節の位置を確認
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この場合は長押(なげし)で節が隠れるように
柱高さの取り方を替えていきます
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イメージですが
ちょうど長押の裏側に節がある様な感じです
手刻みの良さを生かしながら
可能な限り節の見えない和室にこだわりを持っていきます
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和風とは程遠いのですが 今日はクリスマスイブです 
皆様良い週末をお過ごし下さい

posted by inouekensetsu at 08:25| なぜ墨付けにこだわるの?

2011年12月16日

鉋がけ

今回の手刻みは和室の化粧柱=桧無節の加工です

荒木の状態から
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電動鉋(かんな)をかけ
寸法も合わせ
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きれいに仕上げます
でもこれで終わりではありません
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ここからが手加工のこだわり 
また大工冥利に尽きる鉋がけが始まります

鉋は用途に応じ使い分けられます
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まずは砥石で刃を研ぎ 
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刃の出かたを調整して
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いざ鉋がけです
塩島棟梁は切れ味がすぐに悪くならないよう
3丁の仕上げ鉋を順番に使っていきます
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何度も触れて仕上がりを確かめます
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確認を終えると柱かどの面を取って仕上げです
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辺りは薄く削られた桧の香りがとても心地良く広がっています
木目がきれいに出ました
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鉋がけの終えた化粧柱です
太陽に反射して光っています
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最後に桧の美しさを持続するためワックスがけをします

色合いと下地処理の目止めとして「との粉」を塗ります
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乾いてから白木用ワックス
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1本の化粧柱を大切に気持ちを込めて仕上ていきます
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posted by inouekensetsu at 09:00| なぜ墨付けにこだわるの?

2011年05月14日

「木」 への想い

今回の写真は切り込み場で作業中の塩島棟梁からの投稿です

建替えのため、現在解体中の犬飼町T様邸の解体現場から梁が6本運ばれてきました
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今まで家族を支えてくれた感謝の意とこれからの守護として
この梁の中から一本使用するということです
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社長と田上棟梁(親子)が梁の長さや太さや大きさやむくりや虫食いの
状況などを見て一本に選別しました
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長さ8メートル  立派な梁です
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これから水洗いをし、どんな木肌がでてくるのか楽しみです

経過についてはまたご報告します


posted by inouekensetsu at 10:08| なぜ墨付けにこだわるの?